学会長からのメッセージ(教育講演・特別講演)
理学療法士としてのキャリア形成を考える
第33回埼玉県理学療法学会
学会長 米津 亮
日本理学療法士協会の女性会員の比率は2024年度には39.0%を占めるに至りました。しかしながら、2000年以降の女性会員比率は高止まり状態で、欧米と比較すると大きな差が生じています。本学会は、主要先進国で最も低い我が国のジェンダーギャップ指数を鑑み、女性の理学療法における活躍を考える好機と考え、大会テーマを掲げました。
このような大会テーマの本学会における最大のミッションは、教育講演や特別講演の講師は女性を中心に配置することです。キャリアを形成された経験豊富な講師から、これからその歩みを加速させようとする講師。それぞれの専門性の垣根を超え、理学療法を創造しようと活動されている、学会参加者のロールモデルとなる講師を本学会にお招きしました。
このような女性の活躍を目にしながら、個々の理学療法士がキャリア形成するために、最新の技術を活用、理学療法の可能性を探索しながら、自身の役割や他者への支援を見つめ直す学会になることを期待しております。このような気づきが、理学療法のさらなる発展を推し進めるものと信じております。


